大映ドラマ「スクールウォーズ」全話解説 第5話「最後の闘魂」

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こんにちは、ふろいどです。

「スクールウォーズ」全話解説、今回は第5話「最後の闘魂」を解説します。
これまで持ち前の情熱で学校の浄化に取り組んできた賢治ですが、なかなかうまくいかずに壁にぶつかります。
今回はそんな賢治の葛藤が描かれます。

あらすじ

賢治を乱世会のリンチから救った圭子は、黒塗りの車に出迎えられてその場を去っていった。
その日から圭子の消息は途絶え、乱世会の嫌がらせは無くなった。

数日後、今回の暴力事件に対して職員会議で水原らの処分が話し合われる。
大多数の教師は退学処分を主張するが、賢治は退学処分に反対する。(名言1)
熟慮の結果、山城校長は2週間の謹慎処分を下す。
謹慎中の水原は賢治の元を訪れ、乱世会は手を引いても自分は賢治に徹底抗戦すると告げる。

そんな中、川浜高校ラグビー部は全国大会予選において一回戦で敗退する。
賢治はその試合を見に行かなかった。(ツッコミどころ1)
試合後、水原ら3年生の不良グループが下級生たちをリンチし、今後も賢治を監督として受け入れないという誓約書を書かせた。
マネージャーの山崎加代から話を聞いた賢治は、自分のせいで下級生がリンチを受けている事に責任を感じラグビー部から手を引くと山崎に告げる。
山崎もマネージャーを辞めると言い出すが、思いとどまるよう説得する。(ツッコミどころ2)

正月休み、娘のゆかりを連れて公園に凧揚げに行くも、かつての教え子だったラグビー少年たちに偶然会ったことから、ラグビーの指導をする。
賢治は久々にラグビーの楽しさに夢中になり、ゆかりの事を忘れてしまう。(ツッコミどころ3)
ゆかりは一人で泣きながら家に帰っていたのだった。
この一件で妻 節子との関係は険悪になってしまう。
3学期、水原らが再び登校する。
圭子に連絡がとれないことから精神的に不安定な森田は登校拒否になってしまう。
みかねた賢治は放課後、圭子の通う学校を訪れ圭子の素性を聞く。
そこで圭子が大阪へ転向したこと、圭子には父親はおらず未婚の母と2人家族であることを知る。
事情を聞いた森田は、圭子を信じて待つことを決意する。

3学期に入り、ラグビー部の活動は休止状態となった。
予選敗退以来3年生はやる気を失い、下級生達は水原を恐れ賢治への接触を絶っていたのである。

ストレスから酒を飲んで帰宅した賢治だったが、自宅ではゆかりが高熱を出して寝込んでいた。
そこへ森田の姉、夕子から弟が行方不明になったと連絡が入る。
賢治は森田の家に駆けつける。
森田が校庭で一人、ラグビーの練習をしていることを知り、賢治は森田と共に汗を流す。久々にラグビーに触れ、2人は絆を深めるのだった。

森田との練習を終え帰宅した賢治だったが、自宅では娘のゆかりが急性肺炎で
救急車で病院に運ばれていた。
幸い命に別条はなかったものの、節子は家庭よりも生徒を優先する賢治の姿勢を責める。
節子は実家へしばらく帰り、これからのことを考えたいと賢治に告げる。

教師としての仕事を頑張るほどに家庭からも、不良生徒からも理解されないことに
苛立ちを覚える賢治。
不良生徒たちも同じ気持ちなのではないかと思い至る。

悩んだ賢治は山城校長に辞意を告げるも、山城の説得により、教師を続ける決意を新たにする。(名言2)

この回のツッコミどころ

この回もツッコミどころが満載です。さっそく行ってみましょう。

ツッコミどころ1

3年の不良達が牛耳る川浜高校ラグビー部が全国大会予選一回戦で敗退したという報を聞いて賢治が言った一言。

勝てるはずが無いさ、あんなチームが勝ったらラグビーはおしまいだよ。

いくらなんでも冷たくない?(笑)

反抗する3年生達に「ざまーみろ」って気持ちを匂わせる生々しいセリフですな。

ツッコミどころ2

「賢治がラグビー部を辞めるなら、自分もマネージャーを辞める」と言い出した山崎加代に部に留まるよう説得する賢治。

「頼む!」と言いながら、なんと加代ちゃんの手を握って懇願します。

加代ちゃんの気持ちを知りながら手を握るというのもいかがなもんか。

賢治も奥手なようでなかなかやりますな(笑)

ツッコミどころ3

正月休み、娘のゆかりを連れて公園に凧揚げに行くも、かつての教え子だったラグビー少年たちに偶然会い、ラグビーの指導をねだられる。
まんざらでもない賢治はノリノリで練習に参加するのだった・・・

いやいや、幼稚園児連れて公園に出かけておいて、ほったらかしはありえないしょ(笑)

この回のキーパーソン

この回はいろいろな事が起こるので、キーパーソンは誰か一人ってわけではないのですが、しいて挙げるなら妻 節子ですかね。
仕事に打ち込み家庭を顧みない賢治の姿勢に疑問を抱き、賢治にその疑問をぶつけます。
この事が全話通しても最大の葛藤に賢治を追い込みます。

でもこれって、誰にでも起こり得ることですよね。
自分の事を顧みても毎日残業で深夜帰宅となると家族との関係も微妙になるんですよねぇ。
「自分は毎日遅くまで仕事頑張ってるんだ!」って思いがあるから、なおさら苦しいんですよ。
いやー、わかるなぁ。
この回は子供の頃に見たときは特に気になる話ではありませんでしたが、サラリーマンになった今だからこそ、リアルに感じる回ですね。

この回の名言

名言1

乱世会の暴力事件を受け、職員会議で水原らの処分が話し合われる。
起こした事件が悪質なだけに皆口を揃えて退学を主張する中、賢治だけは退学処分に反対します。

その時の賢治のセリフがこれ。

ルール違反にペナルティが課せられることは当然です。
でも退学処分は彼らにとっては死刑にも等しい宣告です。
もし退学になれば、彼らは一生消えることのない心の傷を受けることになるんです。
彼らにとっては一生の問題なんです。
いくらツッパっているとはいえ、まだ年端もいかぬ彼らの人生を我々が簡単に左右してもいいものでしょうか?

アツいです。
生徒達の立場になって考えていればこそ、出てくる言葉なんじゃないですかね。

名言2

家族との関係に悩み、山城校長に辞意を告げた賢治。
その時、山城校長が賢治を説得するために言ったのがこのセリフ。

生徒を見捨てる事は許さない。

奥さんは必ず君のもとに戻ってくる。
君のことを誰よりも愛し、理解している奥さんが君を見捨てて立ち去るはずがない。

だが子供たちは違う。
今君に見放されたら、せっかく正しい道を歩み始めた数多くの子供たちがまた元にもどってしまうかもしれない。

今度は私が尋ねる番だ
君はボールを持って突進してくる相手にタックルもせずに逃げ出す気かね。

さすがは山城校長、賢治との人生経験の差を感じるセリフですね。
「奥さんはきっと帰ってくるよ」といった気休めで言ったわけではなく、確信を持って言ってますよね。

妻にそっぽを向かれ、試練に直面した賢治。
そんな状態で水原との決着に向かっていきます。

では次回は第6回「涙の卒業式」でお会いしましょう。

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