こんにちは、ふろいどです。
最近ハマっているカメラ関連の記事を当ブログでも公開しておりますが、現在の情報源はもっぱらネットでの情報収集のみ。
これはこれで必要な情報は得られるのですが、カメラの構造やレンズの特性など技術的な面に偏っていたかなと感じています。
というのも、これまでは鮮明に写っていたり、うまく背景がボケた写真が撮れているだけで満足だったのですが、撮っているうちに、なんだか自分の写真はただキレイに写ってるだけだな・・・と思い始めたのです。
自分が撮りたいもの、見てもらいたいものは何なのか?
それをどういう風に表現すれば人に伝わるのか?
そういったカメラの基本的なところを学びたくなり本屋のカメラコーナーで本を物色していたところ、本書に出会いました。
著者 :こいしゆうか 監修:鈴木知子
出版社:サンクチュアリ出版
この本の概要
本書はカメラ購入時の選び方や撮影テクニックについて、わかりやすくマンガで解説している本です。
著者はイラストレーター、キャンプコーディネイターをされているこいしゆうかさん。
彼女がスコットランドに旅行に行くのをきっかけに一眼レフカメラを始めるというストーリーで、カメラ屋さんで出会ったフォトグラファーの”すず先生”(鈴木知子さん)から手ほどきを受ける形でカメラのテクニックが紹介されています。
著者の”こいしゆうか”さんってどんな人?
こいしゆうかさんはアウトドアの趣味がこうじてテレビ・雑誌・ウェブなどのメディアでキャンプのコーディネイト、企画、プロデュースをするなどキャンプコーディネイターとしても活躍されており、あの「マツコの知らない世界」に「一人キャンプの世界」というテーマで出演した経験もあるそうです。
キャンプをされている方なら、写真に残しておきたい景色や思い出もたくさんお持ちでしょう。
そんなこいしさんがカメラを始めるきっかけとなったのが本書とのこと。
だから、初心者の目線からわかりやすく解説されているのでしょうね。
こいしゆうかさんについて知りたい方は、こちらのオフィシャルサイトをご覧ください。
この本の良いところ
この本はマンガで解説されているのがとても有効に働いていると思います。
本書ではストーリー仕立てで、日常の中で写真を撮りたい場面とともに、実際にその場で撮影する様子が描かれます。
これがとてもイメージしやすいです。
それともう一つ、わかりやすいポイントは「ダメな写真の例」が出てくることです。
物語の前半では、主人公のこいしゆうかさんがダメ写真を撮り、その改善方法をフォトグラファーのすず先生(鈴木知子さん)が教えてくれるという流れになっています。
これがとてもわかりやすい。
自分も撮ってるなーというダメ写真の例が出てくるので、その改善方法がイメージしやすいです。
この本で真似してみたいと思った撮影技法
プロのフォトグラファーが監修しているだけあって、光の使い方についての考え方・解説がとても参考になりました。
私はこれまで何でもかんでも「順光」で撮影するのが良いと考えていましたが、人物やペット、料理などは敢えて逆光で撮る方が質感が出てリアルに映るテクニックが紹介されていて、自分の写真に足りないのはまさにこういう事なのかなぁと気づかされました。
これまで撮っていた写真って、明るくて、色鮮やかで、三分割構図で・・・
それだけをひたすら意識して写していたのですが、それだけでは物足りなさを感じていたところでしたので、本書が自分の写真がレベルアップするきっかけになるんじゃないかと思います。
この本は、これからカメラを始めたい人にはモチロンおすすめなのですが、私のようにカメラを始めて設定などはある程度覚えたけど、撮った写真を見ると何かこう一味足りないんだよなぁ・・・という初心者が人が読むにも良い本ではないかと思います。
雄大な景色も良いんだけど、まずは料理の写真でウデを磨くかぁー。
そんな意欲が湧いてくる一冊です。